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海水浴前日にかみそり負け、悲しい思い出になりました。

3年前の夏のことです。海水浴に行く前日、私はいつも通り、かみそりで手脚のムダ毛処理をしていました。

海水浴ということで、いつも以上に丁寧に、同じ箇所を何度もかみそりを滑らせてしまっていたことは否めません。そうです。

よりによって、私は海水浴前日に、かみそり負けをしてしまったのです。

右足の脛です。

がりっとやってしまいました。
五センチも皮膚を削ったのです。

血がどばっと出ました。私は痛みというよりも出血の多さに驚き、浴室を飛び出してしまいました。

裸のままタオルを傷口に当てました。しばらく経っても、血は止まりません。
結局、私はタオルで傷口をかばいながら、シャワーを浴びてお風呂を出たのです。

その頃には痛みもはっきりと感じ始めていて、泣きながらリビングに戻りました。

あのときの母親のびっくりした顔は今でも思い浮かべることができます。

翌日は、海には行ったものの、最初から海に入るのはあきらめました。
傷口はばんそうこうではカバーできず、ガーゼにカバー用のネットをかけて行きました。

突然の大けがぶりに友人たちは驚いたり気の毒がったりしてくれましたが、結局みんな、私を置いて海に行ってしまいました。薄情な奴らです。

私は一人で海岸で時間をつぶすしかありませんでした。
アイスクリームを食べたり、たこやきを食べたりしながら半日を過ごしました。やたらお金がなくなってしまったのを覚えています。海の家ってなんでも馬鹿みたいに高いんです。

さらに悲しかったのは、海水浴の後の温泉です。海水は傷にしみるだろうけど、温泉なら大丈夫なのではないかと私は期待していました。

湯船につかれなくても、せめてシャワーで汗を流したいとは思っていました(一日中海岸にいたので、汗と砂で体中がべたべただったのです)。

ところが、です。

行ってみるとその温泉は、海水が混ざっていることをうりにした温泉だったのです。つまりとても薄い塩水です。このとき、私は我が身の不憫さに思わず涙ぐんでしまいました。

結局、この日私がしたこととは、海岸で半日灼熱地獄の拷問のような時間を過ごし、みんながお風呂に入っている間待合室で甲子園の中継を見たことだけです。お金がなかったので、ソフトクリームも我慢しました。

この日の出来事をきっかけに、私はかみそり恐怖症になりました。秋には脱毛のためにサロンに通い始めました。

今では手も足も脱毛しているので、かみそりで泣かされるような可能性は全くなくなりました。

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