メイク講師、パーソナルコーチ
香川県出身、広島県在住。2008年にREIKO KAZKIフェイスプランナーコース修了後、2012年より一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)1級認定講師に所属。美容専門学校の非常勤講師をはじめ、映画・CM・TVのメイクを担当。企業様美容セミナーなども多数開催。
2020年9月よりオンラインサロンをスタート。メイクのプロを目指す養成講座や、お客様お1人おひとりの悩みに合わせた講座を開催中。
メイクの流儀
人との出会いに感謝と礼儀を忘れず、お客様が心まで美しく輝けるよう心を込めて接しています。
渋谷さんがプロメイクになったきっかけを教えてください
医療コンテンツサービス会社にて勤務していた際に、アザ・シミ・傷などをカバーするセラピーメイクのセミナーに参加しました。
メイクによって、子どもの頃に怪我した左手の手術痕を隠せたり、心に影を落としていたイジメや不登校の経験までも前向きになれたことがメイク講師を志した大きな理由です。
メイク現場に入る時の魅力は?
お客様の変わる瞬間や、人生の節目に立ち会えることです。
メイクは、お客様の新たな顔を引き出すことができ、表情や心まで刻々と変わっていきます。
そして、メイクは人生の節目にも欠かせないもの。
七五三、入学式・卒業式、成人式、結婚式など、大切な日にも携わらせて頂いています。
責任重大な仕事ですが、ご依頼を頂けることは有難いこと。お客様のお役に立てることが何より嬉しいです。
プロメイクとして気をつけていることは?
技術も大切ですが、人としての在り方も意識しています。
美容業は、お客様と初めて会ったその日に肌に触れる職業です。お客様の肌に触れて伝える温もりは、手の温かさから「私」という人となりが伝わり、心の状態までも伝わってしまいます。
お客様と信頼関係が築けるかどうかまで決まるのです。そのため、人への礼儀や感謝を日頃から肝に銘じ、「また会いたい」と思って頂ける接し方を心掛けています。
メイクの楽しさと逆に辛かったことを教えてください
メイクを通じて、人との出会いが広がることが嬉しく、仕事を続ける楽しさにも繋がっています。
今回もM’s株式会社様に登録の機会を頂けて、とても有難く思っています。
逆に辛かったことは、美容業に就いたのが会社員を経た後、しかも地方在住でフリーランスのため、仕事の機会が少ないことです。
それでも続けられたのは、人を綺麗にする仕事は何ものにも代えがたい素晴らしい職業だから、多くの人へ感動を届けたいという思いが今も変わらずにあるからです。
これからプロメイクを目指す学生へメッセージをお願いします
好きな仕事とは、好きな事だけをするものとは残念ながら違います。
実力が伴う仕事は壁に幾度もぶつかりますが、お客様から笑顔を頂けると、苦労や苦悩は吹き飛びます。
美容業を志した初心を忘れず、目標とする方から多くのことを吸収して、失敗を恐れずに成長し続けてほしいです。
最後に、渋谷さんの究極の最終目標は?
メイクが心の支えとなり、外見だけではなく心まで豊かで魅力的な方が増えることです。
美容は、生きる希望になる凄い力を秘めたものです。
新型コロナウィルスの影響で現在、世界中が思いもよらなかった日々となりました。
それでもこの苦境の時代を生き抜く方をメイクで応援し、笑顔が溢れる人を増やすサポートをし続けます。