令和元年の美容専門学校の入学者は17,530人。その入学者数は看護に続く第2位の人気ぶりです。
ですが入学式や初日の授業などで先生方が口をそろえていうのが「この中で卒業後に美容業をやっているのは1年で半分になり、5年後は三分の一ほどになります。」というセリフ。
今回はそこについて少しお話をしていこうと思います。
続けるのがアホくさくなる美容業
最初の記事でも記述した通り、美容業をやるのは相当の覚悟とやりがいを見つけない限り難しいです。
また先輩方の《教育方法》や《人格否定》、《低賃金》などが美容業を続ける上でかなりの足かせになります。
そして他の業種に勤めている地元の友達や、先に美容業を辞めてしまった専門学校の友達が自由に働き、自分よりも少ない労働時間で自分よりも多い賃金をもらっているのを見ると「ああ、頑張って続けているがアホくさいな…。」となってしまうのです。
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https://mslabo.net/columns/304
美容業の教育方法とは?
そもそもの話、美容などの技術職は自分でできるようになるまで時間がかかります。
正直、私が勤めていた美容院は要領の良い先輩の下で教えていただいたのでサロンワーク、カラー、パーマなど他の美容院で勤めていた同級生達よりも早くできるようになったのではないかなと思っています。
ですが美容理論が一人一人違うので、アシスタントに入るときはその担当美容師に合わせた技術、やり方をしなければいけませんでした。
ここで若い頃の私はその技術のやり方の差に「混乱」してしまいました。
ある先輩の「正解」が、別の先輩にとっては「不正解」なのです。
明確に判断できる技術者であれば、そこでまた学び自分なりの正解を見つけることができると思います。
ですが社会人としても技術者としても未熟な私はそこで自分なりの正解を導き出せるほど優秀ではありませんでしたし、賢くもありませんでした。
社会人としても技術者としても未熟な若者をどう育てるか
若者の美容業離れを改善するにはこれに尽きると私は考えています。
右も左もわからないことだらけの若者には、はっきりとした「正解」を導き出してくれる《メンター》的存在が必要になるのではないかと思っています。
そうすることで技術や接客も格段に早く成長することができ、自分なりの理論を持つことができるはずです。
また美容業は伝統的な職業です。
この仕事の難しさや大変さを教えることもとても重要ですが、ほとんどの人がそこばかり伝えることに必死になり、「楽しさ」や「やりがい」を伝えることが疎かになっている印象です。
そこも若者が美容業から離れていく原因の一つではないでしょうか?
まとめ
今回は教育方法についての疑問を私なりにお伝えしてみました。
次回も引き続きこのタイトルでの問題提起をしていきたいと思います!
お楽しみに!!